Dualist Inquiryは、エレクトロニカのプロデューサーSahej Bakshiによるソロプロジェクト。ロサンゼルスの南カリフォルニア大学で音楽制作を学んだ後、2010年にインドに帰国してから同名義で活動。2011年にはデビューシングル”Dualism”、2013年にはファーストアルバム”Doppelganger”をそれぞれリリースしている。

ギターロックとダブステップ、ラウンジを混ぜ合わせたサウンドでインド国内では高い人気を誇っている。David GuettaやFatboy Slim、Basement Jaxxなどの海外の一流アーティストがインドでプレイした際のオープニングアクトを務めていることからも、その実力と人気は証明されているといえるだろう。またインド国内だけでなく、ドイツのThe Berlin Music WeekやイギリスのThe Great Escape Festivalなどの海外フェスにも参戦している。

■ロック少年からエレクトロニカに転向

デビューからわずか数年で、人気アーティストとしての地位を確立した彼が、音楽を始めたのは12歳の時。友人たちとバンドを組んでGreen DayやRage Against The Machineのカバーを演奏していた。「音楽をやっている時が一番楽しかった」と話す。

音楽制作を学ぶために渡米して南カリフォルニア大学に入学した。当初ロック少年としてアメリカに渡った彼だが、ロサンゼルスでエレクトロニカの魅力に取り憑かれ、自身でも演奏するようになった。

大学を卒業した後、2010年に帰国したが、幸運なことに当時のインドは、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の人気が高まっていた。インドのEDMを切り開いたMidival Punditzは、相変わらず第一線で活躍していたし、2007年にできたEDMの巨大フェスSunburn Festivalはインドの若者たちをおおいに熱狂させていた。

そして帰国した翌年の2011年には、イギリスのThe Great Escape Festivalに、DJ Shadowのオープニングアクトとして参加。1時間にわたるパフォーマンス1000人以上の観衆を惹き付けた。

2014年3月には、ニューシングル”Lumina”をリリースするなど、現在も精力的に活動を続けている。

■Dualist Inquiry
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※参照情報
The Other Side of Dualist Inquiry
DUALIST INQUIRY