アーティストカタログ#003: Nischay Parekh
Nischay Parekhは、東部の西ベンガル州コルカタ出身のシンガーソングライターだ。宅録でギターやベース、キーボード、シンセサイザーなど様々な楽器を一人で操る。オーガニックなサウンドにこだわっており、レコーディングにPCは使用しないのだそうだ。
楽曲群は、非常にカラフルでメロディックなポップミュージック。かといって一般的なインド音楽のように過剰なサウンドにはなっていない。こんな風にちょうど良いトーンに落とし込めるインド人アーティストもいるのだなと感心してしまった。
彼自身は、ボストンのバークリー音楽大学を卒業したインテリで、2013年10月にはデビューアルバム”Ocean”をリリースしている。
■Redbull Music Academyに選出
直近の特筆すべきニュースは、今年10月に東京で開催されるRedbull Music Academy(RBMA)の参加者に選ばれたことだろう。RBMAは若手アーティストの支援を目的とした音楽学校で、1998年の発足以来、ベルリンやロンドンなど世界各地でワークショップやレクチャーなどを実施してきた。
過去のレクチャーの講師には、Steve ReichやJeff Mills、坂本龍一など、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。すでにFlying LotusやFour Tetなど世界で活躍するアーティストを数多く輩出している。
初のアジア開催となる今回は、数千名の応募者の中から、Parekh を含む34カ国60名の参加者が選ばれた。非常に狭き門をくぐり抜けた彼が、イベント後にどのように活躍の幅を広げるのか、今から楽しみだ。
■Nischay Parekh
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