インド音楽トピックス

日本のアニメが好きなインド人が作ったエレクトロニカの話

インドのインディーミュージックを紹介するこのサイトを運営する中で、今年に入ってからずっと気になっていたアーティストがいた。 デリー出身の女性アーティストでTarana Marwah(タラナ・マルワ)という名前。若干20歳ちょっとだが、2015年1月にリリースしたデビューEPが好評で、ローリングストーン誌やThumpをはじめとする主要音楽メディアで、「注目の新人アーティスト」として頻繁に紹介されるようになっていた。 まず気になったのが、彼女の作品のタイトル。デビューEPのタイトル名は「Komorebi」(木 ...
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インド音楽トピックス

日本人が聴いても格好いい インドのインディー音楽が分かるおすすめディスクガイド

インドのインディー音楽シーンを紹介するこのサイトを始めて、そろそろ1年になります。 「インドにもこんなかっこいい音楽があったの?」という素朴な驚きから始めたわけですが、一つのシーンを1年もウォッチし続けると、どのアーティストがどれくらい人気があって有名か、なんてことも肌感覚でわかってきます。 そこで今回は初めてインドのインディーミュージックに触れる方に向けて、今の現地シーンで人気のアーティストたちのディスクガイドを作ってみました。ご参考になればさいわいです。 ただその前にそもそもの話として、このシーンの魅 ...
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インド音楽トピックス

日本に進出したいインド人ミュージシャンと、それを阻む日本音楽シーンのガラパゴス化

このサイトはインドのインディー音楽シーンを紹介する(超絶ニッチな)ブログだ。 こういうサイトを運営しているとありがたいことに現地のアーティストと知り合う機会に恵まれることがある。 「インドの音楽シーンはこれからどんどん面白いことになる!」と自分の中で確信のようなものがあるとはいえ、一方で「誰がこんなニッチな記事を読むんだ?」というモヤモヤを抱えているのも事実。 そんな感じで日々地味に更新しているだけに、こういう目に見える反応があると本当にうれしい。 つい先日もThe Koniac Net(コニャック・ネッ ...
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インド音楽トピックス

“世界初のアシッドハウス”はどのようにしてインドで生まれたのか?【追悼Charanjit Singh】

“アシッドハウスの元祖”として世界的に有名なミュージシャン、チャランジット・シンが7月5日、ムンバイの自宅で亡くなった。75歳だった。詳しい死因は報道されていないけれども、就寝中に亡くなったそう。 シンの死を報じるニュースは、インド国内のメディアだけでなく、Pitchforkなど海外の主要音楽メディアでも発信されたことからも、海外での彼の知名度の高さが伺える。 1960〜80年代を中心にボリウッド音楽のセッションミュージシャンとして活動してきた彼が一躍有名になったきっかけは、198 ...
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インド南部で巻き起こるポストロックブームを追う

インド版Rolling Stone誌にて、ポストロック特集が組まれていました。 なんでも南部のベンガルールを中心にこのジャンルが盛り上がっているのだとか。 記事では、ベンガルールの現地シーンにどんなバンドがいて、インド人である彼らがどんなきっかけや考えでバンドを始めたのか、なんてことが書かれていたので、曲も交えつつ紹介していきたいと思います。 自分としては、実際にインド人バンドの曲をいくつか聴いてみて、改めてこのジャンルの良さを実感するくらい良い曲が多いと思いました。 なによりもボリウッド音楽みたいに、エ ...
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インド音楽シーンの新作ラッシュがアツい!おすすめ作品をリストアップ

インド音楽シーンの最近の新作をご紹介(一部お隣のパキスタンあり)。 この国のアーティストの楽曲は日々がんばって探しているんですが、掘っても掘っても知らないアーティストがどんどん出てくるんですよね。 もちろん日本や欧米に比べればアーティストの層は薄いんでしょうけど、思ったよりは厚そうだぞ、というのが最近の印象。 新作リリースの数も結構なもの。一つ一つ丁寧に紹介しきれないので、ここで一挙にリストアップしたいと思います。ロックやエレクトロニカ、フォーク、ダンスミュージックまで、有名どころを幅広くのせました。 ぜ ...
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インドにもロックはある、インフォグラフィックでその歴史を辿ってみた(中編)

インフォグラフィックを使って、インドのロックの歴史を辿る記事の第2弾。80年代までを追った前編に続いて、今回は90年代編です。 その前に軽く前回までのおさらいを。 世界を席巻したビートルズ人気をきっかけとして、インドにも1960年代前半にロックが伝わってきます。欧米のバンドに触発される形で、数多くのインド人バンドがムンバイやコルカタ、ベンガルール、デリーといった大都市を中心に、同時多発的に登場。富裕層を中心とした若いファンたちは、マッシュルームカットにベルボトムといった欧米風のファッションで、夜な夜なライ ...
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インドにもロックはある、インフォグラフィックでその歴史を辿ってみた(前編)

インドのロックの歴史について語ります、と言うと「インドにロックなんてあるの?」という疑問が返ってきそうですが、インドにもロックはあります。 それもビートルズ人気をきっかけにインドにロックが伝わった1960年代から、現在まで脈々と(低空飛行で)続く歴史があるのです。 ロックといえば邦楽か洋楽という区分けが当たり前なジャンルなだけに、インドというその区分けから外れた場所でどのように発展していったのか個人的にはとても興味があります。 インドのロックの歴史を辿るには、どの年代にどんなバンドが活動していて、どれくら ...
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インド音楽シーンでキャリアを築くには?重鎮Midival Punditzが語る秘訣

1997年に結成したデリー出身のエレクトロニックデュオMidival Punditzは、インディーミュージックシーンの中でも最古参の一人。生き残りが難しいといわれるこの業界インドの中で、18年もの間最前線を走り続けている。 シンセサイザーやドラムマシーンといった機材と共に、タブラやサーランギー、ドール、トゥンビ、サロード、サントゥールなどの様々な伝統楽器を組み合わせた楽曲を展開。まさにインドに生まれ伝統音楽を聴いて育った人間が、西洋のエレクトロニカをやったらこうなった、というような作品になっている。 小さ ...
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インド音楽シーンを彩る、注目女性アーティスト14人を一挙紹介!(後編)

インドのRolling Stone誌の女性アーティスト特集でリストアップされていたミュージシャンたちを紹介する記事の後編。前編では、Monica DograやSandunesをはじめとした人気女性アーティストを紹介しましたが、後編でも引き続きエレクトロやスカ、ポップロック、ジャズなど様々なジャンルのシンガーが揃っています。 8.Tanvi Rao Tanvi Raoは、ベンガルール出身のボーカリスト。音楽大学で出会ったRahul Giriと共に2009年にエレクトロニック・トリップホップデュオSulk S ...
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