アーティストカタログ#033:Colaba Point
Colaba Pointは、ムンバイを拠点とする4人組オルタナミュージックバンド。シンセサイザーを使った温かみのあるアンビエントなサウンド。2011年にファーストアルバム”Colaba Point”をリリースして以来、作品を出すごとに主要な音楽メディアに取り上げられるなど注目度は高い。2012年にはSoundcloudによって、ムンバイの人気バンドトップ5に選ばれている。
2010年に結成した比較的新しいバンドだが、中心人物でギターのRohan Kadamの活動歴は長い。Colaba Pointの前には、ハードロックバンド“Human Abstract”のギタリストとして2003年〜2009年まで活動していた。歪んだギターをかき鳴らすハードロックで、温かみのあるアコースティックな楽曲のColaba Pointとは180度異なる。
「当時のインディーシーンはロックが人気だったとはいえ、エレクトロニカに取り組んでいたアーティストも多かった。僕も2009年にHuman Abstractが解散したのを機に始めてみたんだ。最初はしっくりこなかったけど、セカンドアルバム””Mildly Idyllic”(2012年)でうまくいったと思う」(Rohan)。
ただここまで急激な路線変更によって、従来のロックファンからはバッシングされたという。
「少しチルアウトした楽曲を出すと、ロックファンからはより多くのリスナーに媚びようとしていると受け取られる。ただ増えたといってもわずかな違いだ。良いリスナーたちはちゃんと受け入れてくれたよ」。
インドのインディーシーンでは、ロックバンドのメンバーがソロプロジェクトとしてエレクトロニカ風の曲を出すことはよくあることですが、ここまで作風が変わるのも珍しいなと。
2012年リリースのセカンドアルバム”Mildly Idyllic”と2015年リリースのサードアルバム”Future Flashbacks”は、いずれも高い評価を獲得している。
こちらはサードアルバム”Future Flashbacks”の収録曲”Reminiscence”。
同じくFuture Flashbacks収録の”Paper Hands”。
セカンドアルバム”Mildly Idyllic”の収録曲”Always Been”のアコースティックバージョン。
■Colaba Point
・Soundcloud
・Bandcamp
・Facebook
※参照情報
・Colaba Point Continues Their Foray Into Ambient Electronica
・Colaba Point
・Colaba Point | Emerging Indie Bands
・Colaba Point | OK Listen!
・Human Abstract
・Colaba Point Release Sophomore Album
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