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ここ最近で新作を出したアーティストたちの作品をまとめました。

今回紹介する以外にも、まだまだ多くのアーティストがいます。気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

日本人が聴いても格好いい インドのインディー音楽が分かるおすすめディスクガイド

◆Aditi Ramesh
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元弁護士という異色の経歴を持つ女性シンガーソングライター。

2017年9月にリリースしたデビューEP「Autocorrect」のヒットによって、ミュージシャンに転身してからわずか半年あまりで、一躍現地シーンのメインストリームに躍り出た。

彼女が所属する新進気鋭のインドインディーレーベル「Nrtya」の中でも、すでに代表的な存在になった。

同EPは、ブルースやジャズ、さらに彼女が幼い時に教育を受けたという南インドの古典音楽などの要素を取り入れた楽曲群となっている。

「Stuff On Our Minds」のライブ映像。

◆Menwhopause
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デリー出身のオルタナロックバンド。2001年結成のベテランバンドで、洋楽のカバーバンドが中心だったインドシーンにおいて、当初から自身のオリジナル曲にこだわり続けてきたバンドとしても知られる。

2006年には、インドのロックバンドとして初めてサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)への出演を果たしている。

2017年1月にリリースしたサードアルバム「Neon Delhi」の中でも、「On A Boat」は、サイケデリックな映像が印象的なヒット曲。

◆Sid Vashi
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ムンバイを拠点に活動するエレクトロニックミュージックのアーティスト。

2014年にボストン大学院で神経科学と哲学の学位を取得。一旦はムンバイの病院に就職したものの、その後フルタイムのミュージシャンに転身している。

2017年5月にリリースしたアルバム「Azuma Kazuma」は、インド版ローリングストーン誌で特集されるなどのヒット作になった。

「18も19も曲がある長いアルバムは嫌い」ということで、数ある楽曲群の中から7曲に絞り込んだのがこのアルバム。

2曲目の「Ghost Don’t Follow Me」なんかは、アフロビートをベースに宇宙的なスペースサウンドが混ざり合った格好いい仕上がりになっています。

◆Stuck in November
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インドのインディーミュージックシーンの中心地、バンガロール出身の3ピースバンド。

変拍子やポリリズム、テンポチェンジを多用した楽曲で、3人だけで演奏しているとは思えないほど重層的なサウンドになっています。

こちらは2017年10月にリリースしたセカンドEP「First Visit To Camp Telepathy」。

ちなみに2016年にリリースしたファーストEPも素晴らしい出来なので貼っておきます。日本のTwitterユーザーからの評判がすこぶる良いのもこのバンドの特長。

◆Tejas
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ムンバイ出身のシンガーソングライター。

元々広告関連の会社でかなり良いポジションに就いていたというが、その職を投げ捨ててミュージシャンに転身した。

2017年9月にリリースしたセカンドアルバム「Make It Happen」は、カラフルなジャケットから想像される通り、キャッチーなポップロックとなっている。

制作費用は、インドのクラウドファンディング大手Wishberryを使って調達。募集開始から7時間たらずで20万ルピーを集めるなど、一定の成果を収めている。

◆Komorebi
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デリー出身の女性アーティスト、Tarana Marwah(タラナ・マルワ)によるソロプロジェクト。

若干20歳ちょっとだが、2015年1月にリリースしたデビューEPが好評で、ローリングストーン誌やThumpをはじめとする主要音楽メディアで、「注目の新人アーティスト」として頻繁に紹介されるようになった。

こちらは2017年10月にリリースされたファーストアルバム「Soliloquy」。

収録曲「Little One」のライブ映像。

また大の日本アニメファンを公言しており、2015年にリリースしたデビューEP「Komorebi」はジブリ作品にインスパイアされたものだという。収録曲には「Miyazaki’s Dream」や「Kyoto Breeze」など日本語のタイトルが並ぶ。