「EDMとは距離を置いた」、インドの人気エレクトロFrame/Frameが新作EPをリリース
人気上昇中のエレクトロアーティストFrame/Frameは2月11日、4曲入りの新作EP”Pariah”をリリース。彼のBandcampのページにて、無料でダウンロードできます。
Frame/Frameは、デリーを拠点とするNikhil Kaulによるソロプロジェクト。独学でギターを学び十代からシンガーソングライターとして活動していたが、後にエレクトロニックミュージックへシフト。2013年からFrame/Frame名義での活動を始めている。最近ではBacardi NH7 Weekenderをはじめ、インドの人気野外フェスにも相次いで出演するなど、人気が上昇しているアーティスト。
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今回のEPは、全曲通してアップテンポなペースで進むものの、どこか荒涼とした物哀しい雰囲気がただよう。タイトル名の “Pariah”(パーリア)は、社会ののけ者、アウトサイダーの意味。「Pariahは、通常の社会に適応できない人間を指すことば。今回の曲はダンスミュージックかもしれないけれども、なるべくEDMシーンからは距離をとるようにした。その意味で新しい試みであり、アウトサイダー的な取り組みだと思う」(Kaul)。
Pariahでは、4曲ともKaul自身が制作しているものの、1曲目の”Pariah”や4曲目の”Papillon”では、デリーのサイケデリックロックバンド”Indigo Children”のドラマーSahil Mendirattaによる生演奏も盛り込んでいる。
制作にあたってMendirattaとのコラボは、大きな影響があったそう。「(4曲目の)”Papillonは3年前に作った曲だけれども、どこかしっくりきていなかった。けれども今回Sahilがこの曲をスイングビートで演奏するのを聴いて、全編ジャジーな雰囲気にしようと決めたんだ」(Kaul)。
こちらがニューEP”Pariah”。
※参照情報
・Free Download: Frame/Frame’s New EP
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