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Samvedは、ムンバイ出身の5人組EDMバンド。インドのEDMは、その土地固有のサウンドを持つべきだという考えで、エレクトロミュージックのビートとヒンドゥスターニー音楽を組み合わせた楽曲を出している。メンバーにはサーランギーやタブラの奏者もいるという、このようなジャンルとしては異色のバンドだ。

仲間内でのセッションがきっかけに2013年に結成し、2014年4月にはデビューアルバム”Rlung Ta”をリリースしている。そして12月にはインドのインディーアーティストを発掘するRadio City Awardのベストフュージョンフォークアーティスト賞を受賞するなど、順調に知名度を広げている。

しかしEDMとインドの伝統音楽を組み合わせるというスタイルについては、批判も多いそう。彼らの楽曲を伝統音楽の冒涜だと感じるリスナーも少なくないという。

「けれどもインドの伝統音楽はそう簡単にアイデンティティーがなくなるようなヤワなものじゃない。僕らはエレクトロミュージックのビートを持ち込むことで、伝統音楽を若い人にとって身近な存在にしたい」(Samvedのメンバー)。

現在はセカンドアルバムの制作に取り組んでいるという。「インド固有のサウンドを維持しつつ、インドのEDMを世界に向けてアピールしていきたい」(メンバーのRitvik Joe)。

こちらは彼らのデビューアルバム”Rlung Ta”の一曲のオフィシャルPV。ライト・ペインティング(長時間露光でシャッターを切っている間に光を動かし、写真の中にを絵柄や模様を描く手法)を使った映像で、6ヶ月もの撮影期間をかけたそう。

こちらもデビューアルバムの曲”Maal Kuusa”。

■Samved
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※参照情報
EDM with an Indian twist