アーティストカタログ#022:Sulk Station
Sulk Stationは、ベンガルールを拠点とするエレクトロニックデュオ。女性ボーカルのTanvi RaoとプロデューサーのRahul Giriによって2009年に結成された。トリップホップやダブステップなどの要素とインドの伝統音楽を組み合わせた楽曲が特徴で、今のインドのインディー音楽シーンを代表するアーティスト。
大学の同級生だった2人は、在学中から楽曲を共に作ってきた。そして2009年にドイツのエレクトロユニット”Mouse On Mars”の前座で演奏したことをきっかけに、”Sulk Station”を結成したという。
結成から3年後の2012年に、デビューアルバム”Till you Appear”をリリースしている。「このアルバムの楽曲はとてもパーソナルな内容のもの。制作している最中は、James BlakeのデビューアルバムとRadioheadの(8枚目のアルバム)”The King of Limbs”をずっと聴いてた。この2枚のアルバムが当時の心境にあっていたのかも」(Rao)。
イギリスで開かれるワールドミュージックの野外フェス”World Event Young Artists”のサイトではこう紹介されている。「彼らの音楽は、Portisheadのようなジャジーなサウンドと、Four Tetのようなリズムを備えている。欧米のアーティストに影響を受けた今のインドのミュージシャンを代表する存在だ。その一方で、インド独特の雰囲気もただよっている」。
こちらの動画は、彼らのデビューアルバムに収録の楽曲”bindya”のライブ演奏。
■Sulk Station
・Soundcloud
・Facebook
※参照情報
・Why Sulk Station’s Ambient Electronica Has A Subtle Power to It
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