0002777140_10

The Ska Vengersは2009年に結成したニューデリーのバンド。ソウルフルな歌声の女性ボーカルSamara Cや男性ラッパーのTaru Dalmiaをはじめとする7人組バンドで、スカをメインとしながらも、パンクやジャズ、ラップの要素も盛り込んだミクスチャーミュージックを展開している。

デリーのオルタナ音楽シーンの中では、おそらく知らない人はいないでしょというくらいの人気バンドですが、なんとサックスにはRie Ona、トロンボーンにはYohei Satoという日本人の方もいらっしゃいます。

RadioheadやColdplay、Foo Fightersのアルバムを手がけたインド人プロデューサーMiti Adhikariを迎えて制作したデビューアルバム「THE SKA VENGERS」を2012年にリリースしているけど、すごいカッコイイ。他のインド人アーティストと比べて頭一つ抜け出ている存在だと思います。

デリーのクラブ「blueFROG」で彼らの演奏を一度観たことがある。複数のバンドが出演するフェスがblueFROGであったのだけれども、その大トリが彼らだった。確か23時ごろの演奏開始の予定だったのに、始まったのは深夜1時をまわってから。だけど数百人くらいのスペースは観客で埋め尽くされていて、かなり熱狂的なギグになった。日本人からみればそんなに大きな規模とはいえないライブとはいえ、EDMでもないジャンルで、これだけの人数が集まって盛り上がるのはインドでは珍しい光景だったと思う。

デビューアルバムに収録の「The Boy Who Radiates That Charm」。

ネットのライブ番組「BALCONY TV」での演奏。思わず体を揺らしたくなるかっこよさ。

■The Ska Vengers
Bandcamp
Facebook

※参照情報
The Ska Vengers
THE SKA VENGERS – THE INTERVIEW
The Indian band Ska Vengers pulls no punches in a new song blasting a political frontrunner
SKA VENGERS, THE